寄稿「道後山」

岩樋、道後山はどちらも頂上を通過する道と南側を回る道があります。行きは頂上、帰りは回る道もいいですね。道後山の南側には池がありますので、そちらの草紅葉が楽しめました。初夏に来て、霧雨に煙る緑色の池を撮影したことを思い出しました。
9月は一番登山者が多い季節というのはネット情報によりますが、到着が昼だといつも駐車場がいっぱいだった経験からもきています。その駐車場まわりの草原にススキがびっしりで立ち入れず、そこで楽しみにしていたウメバチソウの群落も遠のいてしまったことがさびしかったです。
ここ数年、あっちの眺めは木立でおおわれ、こっちの花畑は草だらけでがっかりすることが出てきました。
経験を重ねるってこういう気持ちと向き合うことなんですね。1回しか登らないなら知ることのない時間の経過による変化。年はとる(年齢を重ねる)けど、それを悲しみにしてはいけないなと思いました。
だから、持丸山まで行ってみようとしたのは、ちょっとさびしい気持ちを新しい道のりで上書きしたかったのです。

大山が見える

高い青い空