寄稿「船通山」

寄稿「船通山」

宍道湖近くの常緑樹の里山から紅葉が彩る山地に憧れました。

11月3日の船通山は何回か登っています。紅葉狩りでごった返していた時もありましたし、思わぬ雪山登山になったこともありました。

そんなことも盛り込むつもりでしたが、思い出話は入る余地なしでした。しっとり雨冷たい雨が降った後っで、いよいよ冬が近づく気配が感じられました。

それにしても雨上がりとはいえ、登山者の少ないこと・・・

山頂に着くと、日が照っていて地面が乾いていましたので、顕彰碑にもたれてぺたんと座りました。

もうスケッチしたり、きょろきょろして駆け回ったりしたくない、子どもみたいに、と。

目覚めたら花の季節だったらというのは、後で昔のスケッチをめくっていて思い至ったのですが、春まで冬眠してみたいという願望の仕業かもしれませんね。

稜線に至る