寄稿「船通山」

寄稿「船通山」

カタクリの花で有名な船通山。開花前なら登山者も少なく静かだろうと思って登りました。4月半ばです。樹間から見える冠雪した大山、鮮烈な雪解け水。花は咲かずとも歓声をあげたくなる景色や感触があふれていました。

「静かな早春の山」をとるか「満開のカタクリ」をとるか。この時期、幸せな悩みを抱えます。

大山の避難小屋で船通山を話題していたあなたにまた会えた、と声をかけてきた青年。登れば約束しなくても会えるのは花だけではありませんでした。またどこかで会えそうな気がします。

この日に撮影した冠雪の大山は、『天空の山』と題して、山岳写真集団「風」第20回展に出展しました。