寄稿「永江山」

・・・ありました。(寄稿「八雲要害山」より)
地元紙に小学生が稚児岩まで歩いたという記事が何度か掲載されていました。それを思い出しては忘れ、の繰り返しの山でした。登山ガイドとして見かけないので、「登る」山ではないのでしょう。日南町へ越す県道からの作業道を往復すればそうです。
それにしても、見事に山中に残っているものです。道幅がとても広いことや緩やかな勾配だからなのでしょうか。いえ、何よりもメディアに載ることはなくても、鳥取県側は放置されているので地元の方の手入れですね。
数年越しで古道を復元したという活動記事が新聞に載るのを目にします。まるで歴史の発掘です。
道はあんなにはっきりしていたのに、永江峠を下りると山は見えず。煙にまかれたようでした。山歩きはいつでも楽しく、また歩きたいと思っていました。
でも、古道歩きは再び歩かない道。なんだろう、頂上を目指す山道とは違う思いが残りました。
地形図「井尻」

稜線付近