寄稿「山吹城跡」

寄稿「山吹城跡」

正月二日。空はどんより曇り空。昨日もおとといもそうだったので、ため息をつきました。朝もいつまでもうすぐらいのです。そうはいっても、出かける支度。

久しぶりに大田市大森町の銀山の街を訪れました。世界遺産の観光地ですが、朝は閑散としていました。おかげで心置きなく街並みの写真撮影。山登りに来たのです、街のほぼ入口の駐車場にとめたので小1時間しっかり歩いて登山口。吉迫口という日本海側のトモヶ浦地区に通じる街道の始まりです。

峠から山城の「主郭」、山頂部へと別れます。セメントの階段が続く、これがずばり山道なら相当急なことです。

山頂部は広々としていて、立木があり、山自体が周辺の山々に比べて低いのですが、なんと眺めのいいことでしょう。さすが「要害山」。日本海に面した大きな町は,サンドミュージアムのある仁万の街のようでした。

2008年に叔母を伴う歩みがありました。その前に街道にとても興味のあったハイキングクラブの仲間と賑やかに下見をしましたので2回、銀山街道を歩いています。山頂から眺めると今まで登った山々を見上げて懐かしみ、谷間を見下ろせばともに歩いた人の嬉しそうな顔が浮かびました。最近の山登りは思い出にひたってばかりですね。

登りと下りは違う道ですが、どちらも銀山の街の通りに出ます。

山とパンをめぐる小さな旅です。朝の通りすがりは開店前で、物音とほのかな匂いがしていました。ベッカライコンディトライ ヒダカというパン屋を訪ねました。

ひととおり見回すと、ガレットデロワというお祝いの焼き菓子が売られていました。初めてみました。

円いフランスのケーキです。切り分けた中に「フェーヴ」という小さな陶器のおもちゃが入っていれば、当たり。その年1年幸福でいられるのだそうです。

くじ引きでいうとハズレだったのですが、棚にあったラスイチ(最後の一つ)の1ピースが買えたのは幸運でした。

日本海に面する仁万町の街

大江高山、矢滝城山