寄稿「女亀山」

寄稿「女亀山」

連載第11回で掲載されましたが、この時は雨で登れず記憶で書いています。この時も思い出話を書いています。

今回は10何年ぶりに登ったことになりますが、やっぱりその日のことより思い出ばかりが心にわいてきますね。

地元の公民館主催の登山に参加した時のこととか。今は山のことを尋ねようとすると道の駅です。「登山道」のことは教えてくれるけど、昔話は聞けそうもないという感じです。

私も山に登り出して25年です。ふと思い返すことが20年も前のことだったりして、ギョっとします。年配の山友に囲まれてきて、さらりと聞かされる話が10年、20年前のことだったのがわかるようになりました。過ぎてしまえばあっという間の何十年なのです。

そして、何十年待っても「その日」は帰ってきません。同じ山に登っても、以前登った同じ日にはなりません。

それを思うと、同じ山を何度も登ることがあったとして、決して「なぞる」ような思いで登ってはいけません。

いつも新しい気持ちで山に向かいたい。

山麓スギ林

稜線広葉樹林