寄稿「天馬山」

「てんま」やまではなく、てんば山です。「御殿場」のなまりと言うとご由緒ありそうですね。
11/23付地元紙で『巨石「割石」で町おこし』記事を見て、行ってみようと決めました。登山口は山佐交流センター(旧公民館)の前にあり、ちょうど除雪の講習会とかで入口が開いていましたので、のぞいてみると漫画「鬼滅の刃」の衣装展示がありました。職員の方もおられ、私も新聞コラムで取り上げたいと話すと喜ばれました。
漫画自体は、さわりほど床屋の待合で読みまして、実は少年漫画漬けだった(笑)私にはそんなに目新しい筋書きとも思われず、それほど興味は持っていません。
山頂は平坦地が広く、木造の展望台もありました。
当広瀬町に接し、八雲村、大東町の旧町村境である天狗山から大出日山の稜線を眺めて、あっと息をのんだのです。こちらは250m、あちらは600m級。
自宅から1時間かけてホンダカブを走らせ、50分程度で山頂に登り、ササを刈り払い縦走路にした・・・営林署ともかけあったんだよ、と、それが私の山友です。いったい、何日通ったのでしょうか。
私はまだ里山に目が向かず、大山ばかり通っていたころでした。大山を午前中に下り、そのまま天狗山を登り、ササを刈っているところへ顔を出したこともあります。お互い元気がよすぎですね。
こういうのを「本気で遊ぶ」というのでしょう。
日頃の腰痛は、山を歩いている時は、まるで感じられず一生歩いていたくなりました。帰り道、安来から広瀬の町に移転オープンしたパン屋の先生の店に寄り、再会を喜び合いました。

大出日山

天狗山