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どこか懐かしく心が安まる「里」

里山から学ぶ感謝の気持ち
登って感じる自然のありがたみ
島根県を中心に四季を通じて里山に登り、登山の魅力を発信しています。
登山はふもとから自分の足で歩きます。山道は落ち葉や小枝を踏み、時にはぬかるみをまたぎます。
山は川が始まるところ。キレイな水を汲んだり、時には滝を見上げ、水しぶきを浴びたりします。森の緑は、強い日差しをやわらげ、わずかな雨に傘はいりません。
普段の生活では見ることのない自然の「素顔」がそこにあります。
木々の鼓動に包まれる「森」
空からの雨をたくわえる池、それを里へ運ぶ滝や川、山歩きを始めると山は「命を育む水の源」なんだと感じます。
人の暮らしは、常に山とともにありました。
遠くの山に登りつづけるなかで、いつしか自分の「ふるさと」の景色が重なり、帰ることにしました。そこは山のふもとの集落です。大好きな登山が導いてくれたのです!
里山に絶景はありません。
小さな喜びや楽しみの積み重ねです。
おしゃれしなくても大丈夫。誰にも会わないこともけっこうあります。
別に面白い発見がない日だって、もちろんあります。
山はただそこにあるだけです。
山はテーマパークではありません。そこでの「楽しみ」は着飾っておらず、いつ人が来ても素顔で迎えてくれます。
そう、晴れてご機嫌な日ばかりでなく、時には雨が降ったり風が強かったりします。
でも、そんな時こそぬれた花の美しさや木々の力強さを感じます。
このホームページでは、「朝日新聞コラム/ちょっと里山」との連動で、私が実際に登って撮った写真やその時感じたことを綴っています。
季節が移ろう里山の景色と私の珍道中をご覧になって、同じように歩いてみたいと感じていただければ幸いです。