休まないほうが(冬至の日)

休まないほうが(冬至の日)

会社では、連泊の出張勤務が年に何回かあります。先週がそうでした。

今までは、たまにはホテル暮しもいいか、と思っていました。外食もよし、読書もよし・・・たいてい寝まくっていましたが(笑)

週末「パン屋さんごっこ」を始めた昨今は、平日に4日も家に帰れないと、生活そのものが壊れたようでした。ホテル周辺に手軽に食事をするところがなく、昼も夜もコンビニでコーヒーと菓子パンばかり食べていました。安上がりだけど、実感なし、でしょうか。金曜の晩に帰宅して、ご飯を炊くには遅く、同じようなおやつのような食事になってしまいました。土曜も外出の用があり、なかなか元にもどりません。

土曜の晩にやっと玄米ご飯とみそ汁を作り、「食事」らしくなりました。

甘いものは誘惑で、アルコールもそうですが、クセになります。おまけにイライラがつのり、自分が抑えられず、ますます自己否定感が高まります。

ホテルですることがないから、のんびりしようと思ったのがどうやら間違いで、読書しても、テレビを見ても、そうそうにベットに入っても、いやなことばかり思い出され、手のつかない気の休まらない夜でした。

日曜の夕方に、シュトーレンを引き取りにきてくれる友人のために、午後からベーグルパンを焼きました。シュトーレンひとつをぽんと渡すだけなんて、つまらないでしょう。

Fさん、ベーグル好きだったよな、Hさんはどうだろう、と思いながら、掃き掃除、玄関先をセッティングし、ストーブをつけ、いつものしつらえをしました。お二人を待つ、夕方2時間の店でした。

午前中は、気がふさいで寝込んでおりました。読書などのインプットより、書き物、モノづくりなどのアウトプットのほうが、イライラやゆううつにとらわれないようです。下手に休んじゃいけませんね(笑)

要するに、酵母が起こせなきゃ、インスタント・ドライイーストでもパンを作ればいいのです。

今日は冬至。ユズやカボチャを使ったベーグルにすれば、よかったなあ・・・と思いました。